応用化学セミナー
応用化学コース/化学・生命科学コースでは学内外の研究者による最先端の研究成果に関する講演会を定期的に開催しており、実施回数は300回に達しようとしています。詳細はこちらをご覧下さい。
夢・化学21 化学への招待 in 愛媛/オープンキャンパス
2024愛媛大学オープンキャンパスにあわせて化学体験実験「夢・化学21 化学への招待 in 愛媛」を今年も開催します。実験を通して化学を体験できるだけでなく、大学で行われている研究や大学生活に触れてみる絶好のチャンスです。多くの高校生のご参加をお待ちしています!
主催:日本化学会中国四国支部/愛媛大学工学部・理学部
日時:8月8日(木)<理学部会場>9日(金)<工学部会場>
工学部工学科で実施する実験テーマ 詳細な内容はこちら(2024年度実施分テキスト)
- 水を吸収する不思議な高分子:紙おむつなどの原料として用いられている吸水性高分子を、化学反応を行って自分で合成してみます。そして、吸水性高分子が実際に水を吸う様子を観察します。吸水性高分子が大量の水を吸収できる原理について学びましょう。
- 光により色の変わる化合物:光によって物質の色が変化する現象を「フォトクロミズム」といいます。この実験ではフォトクロミック分子で作ったインクを使って、光をあてると一瞬で浮かび上がったり、消えたりする絵(スパイの手紙)を描いて、その反応について学びましょう。
- ゲノムDNAを抽出してみよう:私たちヒトを含む全ての生き物は、「遺伝情報」を持っています。タンパク質は、この遺伝情報をもとに合成されます。遺伝情報は、細胞の中にあるゲノムDNA上に書き込まれています。この実験では、細胞からゲノムDNAを抽出して、その性質について学びましょう。
- 藍染めにチャレンジ:この実験では、ブルージーンズの染料である「インジゴ」と言う化合物を使って「藍染め」をします。白い布のあちこちを糸でくくって絞り染めにチャレンジ!!結び方が模様の決め手。どんな模様ができるでしょうか?
- エレクトロクロミック表示素子を作ってみよう~えっ、固体の中をイオンが動く?~:エレクトロクロミック材料は、乾電池などをつなぐことで色が変化する材料です。この材料の一種である酸化タングステンを溶液の状態から透明なガラス板の上に析出させて、実際に色が変化するかどうかを確かめます。
- タンパク質を分けてみよう:動物や植物その他の生き物のからだの中では,数千から数万種類のタンパク質が,それぞれ,役割を持ってはたらいています。鶏の卵白に,どんなタンパク質が含まれているのか,調べてみましょう。
(担当:太田)
講演会
「シンプルなコンセプトによる革新的機能性セラミックス材料の開発」
講 師:田村 真治 先生(大阪大学大学院工学研究科准教授)
日 時:2024年8月30日(金)15:00-16:00
会 場:工学部5号館3階 E531
講演会では、田村先生が開発されてきた新規な機能性セラミックス材料として、高価数カチオン伝導体、フッ化物イオン伝導体について紹介していただくとともに、センサ材料および触媒材料を例に、その材料開発指針について講演していただく予定です。
(担当:松口)
日本化学会中国四国支部 愛媛地区化学講演会 — 触媒研究の最前線 —
主 催:日本化学会中国四国支部
日 時:2024年11月29日(金)14:30-18:08
会 場:愛媛大学南加記念ホール(松山市文京町3)
- 遷移金属錯体内包ゼオライト触媒を用いた炭化水素類の選択的酸化反応
(愛媛大学大学院理工学研究科)山口 修平 - 分子を超えた錯体触媒反応場の設計と機能創出
(東京大学大学院総合文化研究科)岩井 智弘 - 炭素材料を触媒としたセルロース・キチンの加水分解
(東京大学大学院総合文化研究科)小林 広和 - DMF保護シングルナノ金属微粒子触媒による高効率有機変換反応
(関西大学化学生命工学部)大洞 康嗣
(担当:太田)
講演会
「有機化学+固体触媒+他分野で何ができるか:不斉反応から酒類の香りの制御まで」
講 師:徳永 信 先生(九州大学教授)
日 時:2024年12月13日(金)17:00-18:08
会 場:共通講義棟C EL16講義室
(担当:太田)